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Sonny Landreth インタビューfrom offBeat

2010年11月10日 17:42

さて、今度はここからいってみましょうー。
ルイジアナの音楽誌みたいですね。
同じくfrom the reach発売時のモノなので、重複が多いかも。
そういう部分は適宜端折ってまいります。
なぜかアルバムタイトルがbeyond the reachになってるなあ。

sonny_landreth.jpg

この記事の感想:機材、特にギターについての彼の見解が終盤に語られますが、中々
興味深い良い内容です。面白かった!
イ:新作はこんなにもゲスト豊富になったのは何故でしょう?

サ:良い質問だね。過去にもゲストアルバムを作ろうと考えたことはあったけど、考えただけに留まってたんだな。僕がプロジェクトに取り掛かるときは通常、何かしらのフィーリングから始まって、それがアルバムについてのある種のビジョンに変化していく。それからレコーディングプロセスへと全体像を作り上げていく、ってな具合でね。(※この最初の発言はいきなり難しく、誤訳の可能性あり)

今回呼んだゲストの偉大さについては知ってるし、それは注目を引く事にはなるだろうけど、それって両刃の剣でもあって、つまりゲストの強さに潰されるというかね。だからこそ、然るべき曲が必要だって思ってた。恐らく曲が一番重要なことなんだよ。それから、「従来のゲストアルバム、デュエットアルバムとは違うアルバムにするにはどうしたら良いか」と考えたわけ。その時に、「ゲストを想定して曲を書こう」と思いついてね、それで凄く(制作に)火が付いたというか。

以前にこういうアプローチに取り組んだことはなかったんだよ。実際、2曲を除いた他の曲は、今述べたプロセスなしには生まれなかったと思う。それは一種の信頼関係の賭けでもあった。というのは彼らゲストには「演奏してくれ」って頼んでもいなかったからね。でも(曲を作ってて)良い手ごたえはあったし、その曲があったからこそこれだけのグレイトなゲスト達とグレイトなコラボレーションが出来たんだと思う。僕が彼らにアプローチして、そして彼らが情熱を以てそれに取り組んでくれた時、僕のやる気は更に掻き立てられたわけさ。

イ:ゲストを考える以前から存在していた曲はどれですか?

サ:「The going on」と「Howlin' moon」だね。これには面白い話があって、僕はこの2曲の出来に元々満足していなかった。特にThe going onはね。大昔にWendy Waldmanとこの曲を仕上げようとしたんだけど、その時は何かが上手くいってない感じがあってね。でも今回Vince Gill, Jimmiy Buffet, Dr.Johnが加わって、色んな要素が上手く噛み合って進んだんだな。より良い詞がかけたし、進行とリフも少し変えたよ。

イ:"Howlin' Moon"の要というか、以前のバージョンから変わらなかった要素ってなんでしょう?

サ:ワイルドな雰囲気を持った(サビの)掛け声かな。この曲を思いついた時、こう考えたのを覚えてるよ。「ふーむ、これはMac(Rebennack)がピッタリくるな。彼のピアノが入ったら最高だ。うん、彼のボーカルも欲しい」。で実際彼に演奏してもらって、ボーカルもオーバーダブして、その時全部のパーツが出揃った感じがしたんだよね。彼がHowlin' moon♪っていうコール&レスポンスの部分を歌うのを聴いて、しっくりきたというかね。
(※To hear him singing that line “Howlin” Moon”―call and response to me singing or playing―really made it for me. ⇒make it for me こういう言い回しは良く聴きますが、実はよくわかってません)

イ:この曲はいくつかバージョンが存在する?

サ:アルバムRoad we're on用に作ったデモがあるよ。それは文字通りのデモで、ドラムマシーンと僕のギター、ボーカルだけ。何らかの理由があって、当時取り組んでいた一連のマテリアルの中でこのデモは形を成さなかったんだと思う。最初にどんな風に演奏してたか、掘り下げなおす必要があったよ。というのも数年過ぎる内に記憶が曖昧になっちゃってね。

多分、この手のコラボレーションには2つのパターンがあると思う。一つはライヴのフィナーレを飾るような、つまり沢山の共演者が一度に会するやり方。もう一つは共演者を絞ることでより多くを得るというとか。ステージ上に然るべき人物がそろって、お互いをさらに高みに持ち上げるような、そんな関係が生まれる場合がある。ある年のRock'n Bowlでのジャズフェス期間中にそういうことが起きたよ。ロス・ロボスのDavid Hidalgoが飛び入りしてくれたんだけど、彼のリズムラインは僕らのとは全く違うvibeを持ってて、みんな凄く刺激を受けた。

そういうコラボレーションをものにしたかったんだね。ゲストはみんなグレイトにして伝説的なプレイヤーたちでしょ。それぞれが独自の才能を持ってる。それぞれが固有のマジックを持ってて、自分はそれに触れたかった。彼らの持ってるマジックの本質というか真髄をうまく(録音の中に)捉えたかったし、そのためのベストな方法は彼らのために曲を書くことだと思ったんだ。

イ:そうじゃない例もあったのでは?

サ:うん、マーク・ノップラーは別だ。彼は親友で、僕らはしょっちゅう連絡を取り合ってるからね。彼は僕のためにいつも演奏してくれるし、その逆も然り。彼には「Let it fly」を送ったんだけど、彼は「この曲から俺の音は鳴ってこないなあ」と言ったわけ。一方で、まだ彼にマテリアルを送る以前の段階でマークは僕に「Blue Tarp Blues」をやれとせっついてたのさ。「悲しきサルタン」がザイデコ音楽と出会ったらどうよ?ってね。

僕は彼に曲を送り、彼はものすごくそれを気に入ってくれた。彼は「真ん中のバースを取って、こいつを初っ端に持ってくるべきだろ思う」って言ってね。その時点では自分は全く違うバースが最初にあったんだ。3番目のバースが曲中で最も力強い部分だってことはわかってた。”Air Force On had a heck of a view”ってやつね。当初の自分の考えとしては、この部分を軸に完成させていこうとしてたんだけど、マークが言うには、世界の他のエリアでは、聴き手はこのバースと自分を結びつけることはないだろうと。でも、これが曲の最初のバースに来るならば、即座に聴き手の想像力を捕えて、世界中の聴き手が歌詞世界を覗くことになるんじゃないか、と指摘してくれたのさ。彼が関わってくれたことで3番目のバースもより良い詞が書けたよ。

イ:あなたが(このハリケーンの歌を書くにあたって)リタではなくてカトリーナを選んだのには驚きました。
※ルイジアナへの被害という点ではリタの方が大きかったので。

サ:カトリーナが喚起するイメージは(リタよりも)大きいと思うよ。僕がショーで、特にフェスでやろうと心がけたのは、Gulf Coastに起きたことの全てについて、記憶を保つことだった。Gulf Coast全体ね。カトリーナはラファイエットには実際は何の被害も及ぼさなかった一方で、リタは確かに僕らの街をヒットしたよ。でも、僕らラファイエットの人間にしてみれば、ハリケーンに伴う諸々の被害は、ごく当たり前のことなんだよね。僕らの地域よりも西では、カトリーナがとんでもない災害をもたらした。まだ助けを必要としている人がいるってことを、思い出してもらおうとしたんだ。

イ:私の個人的な感想ですが、ゲスト陣には自分は批判的でした。というのはもっとあなたの演奏を聴きたかったからなんですけど。

サ:やー、どうもありがとうね。僕も自分の個性はきちんと残しておきたいと思ったよ。(サニーの個性であるところの)ラファイエット・パリ風味っちゅうのか、そういうのは曲中に保たなければいけなかったけど、これがまたやりがいのあるチャレンジになったと思うね。

もう一つ、ゲストがみんな素晴らしい演奏をしてくれたのも良かった。クラプトンは何かに憑りつかれたようなプレイだよね。彼がこんな風に演奏するのを、もう長いこと聞いてなかったと思う。僕が「Storm of Worry」でソロを取っている時、彼はバックでカウンターメロディを弾いていたのだけど、これは結果的に起こったマジックの一つだったね。メイオールとブルースブレイカーズの「Double Crossing Time」に雰囲気が似てたんだけど、これこそ「Storm of Worry」のモデルにしてたものだったから、クールだと思ったよ。(こういう作曲側の思惑は)クラプトンには何も伝えてなかったから、彼がどんな風に演奏するのかはとっても興味深かった。

イ:近年の作品よりも、よりブルース寄りな曲って感じがしますね?

サ:自分にしてみれば、ジャンルはごちゃ混ぜになってるんだけどね。ルイジアナ南部で育ったのは自分にとっては非常に良いことだったと思ってて。グレイトな音楽的影響を沢山受けたからね。そういう影響の一つ一つが、例えばある時には影響Aが顔を出し、またある時には影響Bが顔を出し、って感じで。自分が受けてきたこれらの影響が、曲にとって何が必要(正しい)か、という地平に自分を留めてくれるんだ。例えばダブルクラッチのリズムは「Blue Tarp Blues」には完璧に合うけど、「When I still had you」には合わないよね。

サ:このアルバムを聴いてて、あなたはゲスト陣とギターについてダべることはあったのかなー、と思ったんですが。(※例えばエリック・ジョンソンと「最近なんかいいペダル見つけた?」的な)

イ:オーイェー。君は他人の演奏に、そして機材に常に敏感だよね。ここから先は楽しきオタクの領域だ。
(※geek 幾分確信犯的な語り方をサニーはしてるんだと推測。俺たちギター病♪的な)

イ:クラプトンはどんな機材のコレクションをもってるんでしょ?

サ:彼があのとんでもない、世界規模のオークションをやれたことを考えてもごらんよ。あれからしばらくして、自分は「一体彼は何本ギター持ってんだろ?」と考えるようになったね。つまり、自分はギターを持ちすぎてるなあ、って事なんだけどね(※クラプトンは所有ギターを殆どオークションで処分したので、今は割と身軽なんだろうか、それに比べて俺は…という流れと思われ)。でも、彼が売り払ったギターの内の幾つかを買い戻しちゃった、ってのもいい話だよねえ。「ああ、このギターなしじゃいられない」って事だからね。

イ:あなたは何本ギターを持ってるんです?
サ:それは不当な質問だな(笑)。やあまあ実際はフェアな質問だけどね。本数数えるのはある時からやめちゃったよ。 Everything is about getting back to function and form, and what’s a little more utilitarian about it perhaps.※ここようわからん。何となく「自分は実用重視でっす」的な感じがするが。

イ:50本以上?以下?
サ:50本より少し少ないかな、多分。
イ:気持ちの問題でずっとキープしてるギターってありますか?
サ:あるよーそりゃ当然ですよ。(※この先面白そうでっす)
ギターにはそれぞれハートとソウルが備わっててさ、それをライヴやったり、浮き沈みやチャレンジも含めた人生の変化を通してモノにしていくというかな、そんな感じがあると思う。僕の持ってるギターを並べていけば、それで自分の人生も眺め返すことが出来ると思うよ。それと、ギターは全部それぞれに個性を持ってる。だから自分は色々な違うギターを使うわけだ。

過去の様々なプロジェクトで、自分はいつも、様々な曲に対して、その個々のパートに違うギターを使ってきたよ。そうすることで曲にスパイスが加わるからね。最近はストラトばかり使っていたけれど、それはもっと一貫したサウンドを手に入れようとしていたからさ。ライヴで常に同じ機材を使うようにね。もちろん、やりすぎは良くないから変化も時には生じるけど。

イ:あなたの弾き方により適したギターというのは存在しますか?
サ:それはギターの種類というよりセットアップの問題だな。(ギターについて)選択肢は凄く多いからね。(※There are just so many variables about wood and tolerances, and some of them just speak.⇒tolerance, speak,,,なんぞな?)フラットピッキングに向いてるギターもあるし、スライドにより向いてるギターもある。フェンダーの歴史にのけ者が存在するとすれば、それは66年のストラトだと思う。CBSに買収された時だからね。長い間、この時期のストラトは「フェンダーが不味かった時期」のモデルとして悪い扱いを受けてたよ。でも実をいうと、66年のストラトは僕のお気に入りの一つなんだ。自分にはすごくしっくりくる。ネックが良くてね。PUは少し薄めのサウンドなんだけど(※太さに欠けるって感じ?)、僕の好きなユニークなアタック音を持ってるんだ(※snap and clang)。ヘビーゲージの弦を張ってみると、非常に良い感じになるんだよね。57年のストラトも好きだし、65年も好きなんだけど、でもビンテージ市場が今みたいにとんでもないことになるなんて、誰が想像しただろうね?残念なことだよ。ミュージシャンがプレイ出来ないような値段をギターに付けちゃ、いけないよね。

全てのギターが、それぞれに異なっていると思うのよ。いい例が今やギターの聖杯的存在の59年レスポールだ。僕は60年のレスポールを持ってるけど、59年ものと同じネックの付いた60年ものを弾いた事があるよ。だからね、みんな考えてるようなルール、法則は、実際には存在しないんじゃないかなあ。例えば(週末を目前にしてハイになってる)金曜日に巻いたPUと、月曜日に巻いたPUは全然別物になると思うんだよね。こういう沢山の要素が、一本のギターの中に詰まってると思うわけさ。 Much of the personality that makes all those guitars unique and different is that there are all these variables that play into it.
(※ラスト一文はよくわからん、けどもインタビュー終盤でサニーが語っている事の理解に差し支えはないと思います。非常に興味深い、良いことを言っていますねえ)


コメント

  1. ニャロメ | URL | 1.b4PuJs

    v-283 オコンバンワ !! 、さとぅさん。

    ニャンと !!! 、彼はマーク・ノップラー名人と大親友だったんですね~。v-405

    さとぅさん、英語が堪能でいらっしゃるんですね。e-465v-410

    今回のような記事を載せて頂けますと、大変勉強になります。v-421

    ダイア・ストレイツも大好きなバンドですニャン。v-410

    マーク・ノップラー名人が弾く、指弾きでのギタープレイって凄いと思います。v-425

    アンプもクリーントーンですから、誤魔化しが利きませんし、彼も素晴らしいギタリストだと思います。
    v-218

  2. さとぅ | URL | -

    そうなんです

    読んで下さってありがとうございます。少しづつ追加しますので、時々覗きにいらして下さい。

    サニーさんはノップラー名人とのコラボは結構多いみたいです。
    サニーさんというと、ジョン・ハイアットとの一連の仕事が有名ではありますが。
    Blue Tarp Bluesは、確かにダイアー・ストレイツに似てますね。

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