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インタビュー翻訳紹介(2003年時)

2009年01月25日 13:13

インタビューでも翻訳紹介しましょう。
訳はそこまで厳密にはやってません。分からない箇所もあり。
サニー・ランドレスに興味を持った方に楽しんでもらえれば何よりです。

sonny6.jpg


<2003年ごろのいんたびゅー>

トーンとチューニングについて、サニーに色々教えてもろた。
ギタートリオっちゅう形態は実に生々しくって、音楽的な形態やね。
つまり、ブルースっていうリアルで正直な音楽にも、サニー・ランドレス
にとってもぴったりな形態なんやね、トリオって。
彼はルイジアナのブルーマスターにして、スライドの王様で、
時々ジョン・ハイアットの手伝いもやるけど、早い話が怪物級アーティストす。

彼の最新作『わしらのおる道』はブルース回帰とも言える作品でして、
いわゆるザイデコとジャズの領域を何年も旅したサニーが、ツアーでビシバシ
鍛えた楽曲を、長年のツアーメンバーとロックに仕上げた作品ですねん。

ランドレスはハイアットのTV収録と自分のライヴの合間を縫って、今回の
インタビューに答えてくれた。お題は好みのオープンチューニングについて。
それと彼のビハインド・ザ・スライド奏法について。そんでブティックペダルは
果たして値段に見合ってるのか?という点についても意見を述べてくれた。

Guitar.com:ツアーの調子はいかがです?

Sonny:うん、ええね。ハイアットの仕事の間にほんのちょっとだけ家に帰れたよ。
今の所すべて良い感じ。CD売って、ラジオでも時々かけてもらって。このままいって
どうなるか、見てみたいね。いずれにせよ忙しくしてるんだろうな。

Guitar.com: そうでしょうねー。新作は非常に良いですね。めちゃ気に入りました。
丁度、あなたのサイトでチューニングと使用機材についての記事を見たところですが、
あれって現在進行形のデータなんですか?

Landreth:えーとね、機材もチューニングもずっと試行錯誤を続けてる。
僕らはあのメールを”スライドラインズ”って名付けてるけど、その時そ
の時の僕の情報が記されていると思うよ。で、録音した曲を選び、
チューニングを決め、機材を選ぶ。
これって昔からずっとやってることだよね。

Guitar.com: それでは、あなたのサイトで、現在stage tuningsと
呼ばれているページについてですが、そこでは、
曲単位ではチューニングを紹介していないですよね。
ジョン・ハイアットとのセットリストに関してはやってるのに。
あなたの好みのチューニングを今日は聞いてもいいでしょうか?

Landreth:ああ、もちろん。

Guitar.com: ではまず、Aチューニングとは何でしょう?

Landreth:これはオープンA。6弦から順に:: E, A, E, A, C#, E.

Guitar.com: ではA minorは?

Landreth: これは、2弦をCにする以外はオープンAと一緒。.

Guitar.com: ではA Suspendedとは?
C#をDまで上げちゃうんですか?

Landreth:いや、実際は2弦はBに戻す。
それで、1弦をC♯まで下げる。

Guitar.com:では C tuningは?
これっていわゆる普通のチューニングでしょうか?

Landreth: どの曲で使ったかなあああ?

Guitar.com:あなたのサイトでは、 "Frisco Bay"で使った、
とありますよ。 "レアな演奏だけどね"ともありました。

Landreth:あー、思い出した。
これはね、オープンEのC版みたいなもんだ。
だから6弦から順に: C, G, C, E, G, C.だね。

Guitar.com: ではD minorは?

Landreth:これもオープンDの3rdをフラットするだけだよ。
だから6弦から順に D, A, D, F , A, D.だね。

Guitar.com: では、Eは?

Landreth: これはまんまオープンE。
6弦から. E, B, E, G#, B, E.だ。

Guitar.com: では、G tuningは?

Landreth: オープンGだから、
6弦から D, G, D, G, B, D.だね。

Guitar.com: では、どういう基準でこれらのチューニングを
使い分けるんですか?

Landreth:ご存じの通り僕はラップスティールから
(オープンチューニングに)取り組んだ口でね。
Mel Bayのスライド教祖本を持ってたな。だからまず
オープンGから覚えた。で、それに慣れていったんだな。
当時僕は60年代初期のギブソンメロディメイカーを持ってたんだけど、
それにラップスティール弦をはったんだよね。
だから、最初はとんでもないテンションの弦で弾き始めて、
徐々にナットを低くして、今の013-56のゲージに持っていった。
アコギ弾く時にやるのと同じ過程だよね。
(ちょっとここは訳がわからんなあ。high note on it とは何ぞや)

そいで、しばらくオープンGばっか弾いてた。
ある時オープンEに切り替えたけど。
オープンEの練習はかなりやったよ。それで、
その内EとGを行ったり来たりするようになった。
And then one tuning sort of lead to another.(うーん分からん)
それである時思った。
「曲に合うチューニングって、果たしてどれ位存在するんだ?」
それから色々実験していったんだ。本読んだりして、
違うチューニングを調べた。ただ、あくまで曲が基本だよ。
つまり、僕は、その時書いている曲や、取り組んでいる曲
のために、必要に駆られてチューニングを考えていったんだよね。
(面白い!)

Guitar.com:あなたが新しいチューニングを開発した時、
最初は押弦してたんですか?それとも最初からスライドしてた?
あるいは「どこにどの音があるんだあっ」なんて
考え込むこともあったんでしょうか?

Landreth:両方かな。大抵の場合、ある種の冒険心がこういうわけさ。
「さて、この新しいチューニングは僕をどこに連れてってくれるんだい?」
とね。
そして僕はオープンサウンド(開放弦)を試してみる。
だって、オープンチューニングの魅力はその開放弦の響きの美しさ
にあるからね。そして各弦を響かせてみる。
ピアノのサスティンペダルを踏むような感じで。
つまり個々の弦の音をぶつけ合うんだね。
この時の音が僕はいつまでたっても好きなんだな。
そしてこの響きが僕をある方向へ連れて行くんだ。
うまくいく時もあるし、いかない時もある。
だけど、それまでとは違う選択肢とアイディアに目が向くことだけは確実だ。
なぜなら as with the tunings, one idea would kind of lead to another.
(どういう意味かしら?)

Guitar.com:そしてあなたはスライドバーの後ろで
フレットもかなり押さえますよね。

Landreth:うん。.

Guitar.com:スライドバーは小指に?

Landreth: うん。

Guitar.com:つまり残りの3本指はいつでもフレットに使えると。.

Landreth:そうね。ある時発見したんだけど、
あるブルースバンドでプレイしてた時、僕はイライラしてた。
マイナーブルースをやってたんだが、それからまたチューニングを
Eに戻して…とかやってたわけ。
だけど12フレットのすぐ手前にはG音が控えてるんだよね。
だから、バーのすぐ手前にある11フレットをおさえてやれば、
それEマイナーコードが出せる。
これが「ビハインドザスライド」の始まりだったよ。
テクニックとしては、6弦全てにバーがしっかり乗るように
することかな。後はそこそこの弦高と、弦のテンション、
適当な厚さのバーであればバーの手前のフレットは押さえられる。
すると、押さえたフレットと、スライドバーで出してる音の
二つのコンビネーションが出来上がるんだが、
この時の音の質感のぶつかり合いというのかな、
それが最高なんだよね。
ハーモニーの上でも、リズムの上でも新しい可能性が開けるし、
もっとパーカッシヴな効果を得る事も出来るんだよ。

Guitar.com:それでは新作『The road we're on』に話題を移しましょう。あなたはプレスに対して
「ブルースに戻ってきたかった」と仰っていますね。実際、今まで以上にトラディショナルなレコーディング手法で、
ライヴ感あふれる楽曲を録音していると思います。このようなスタイルをとったのは何故?

Landreth:たぶん、ライヴの影響と、ライヴで得られた熱気、そしてライヴで得られたサウンド、
そういうのが原因かな。僕自身、ライヴアルバムの方が好きなんだ。ライヴでしか得られない
感覚ってのがあると思う。これまでのアルバムでも、ライヴっぽくやった曲はあるよ。でもまだ
バリバリのライヴって感じではなかった。それで「OK、俺達は3ピース、ギターとベース、ドラムと
ボーカルなんだ」って思って、ブルースに回帰したくなったわけ。今回はうまくいったと思う。
物事にはやっぱりやるべきタイミングってのがある。今回僕にその準備ができてたんだろうね。
もっとシンプルにやりたかったんだ。それと、繰り返しになるけど、初めに曲ありき、ね。
それが今回の曲作り、アルバム作りのテーマだったかな。楽しくやれたよ。
それは君にも感じてもらえると思う。実際のライヴ以上かもね。

Guitar.com: あなたはトリオ形態で今日もライヴをやる予定?

Landreth:うん。ここ数年トリオでやってるな。トリオだと、なんてのかな、鎖を取っ払ったような
感じで自由にテクニックを試すことが出来る。つまりギターとスライドのポテンシャルを最も引き出せる
ように思うんだ。僕にとってはね。勿論他の楽器も好きだよ。友達のSteve Connの鍵盤とやるのは
大好きだ。彼は素晴らしいよ。彼は今後も時々ライヴにジャムりに来るだろうね。
今回のアルバムでも数曲弾いてくれてる。他の楽器も好きだよ。かつてはもっと大きな編成のバンド
でプレイしてたしね。でも今はトリオでやることに取り組んでる。トリオはずっと好きな形態だ。
60年代後半にはヘンドリックスのトリオを聴いてたでしょ。パワートリオにはいつも注目してたよ。
で、そういったサウンドを僕らも得たいと思っている。It just seems to get the point across more.
(最後の一文はよく分からないなあ)

Guitar.com:今作であなたはかなりアコースティックを弾いてますが、これらはライヴでどう調理
するつもりですか?アコギを使う?それともエレキで弾いてしまう?

Landreth:100%エレキだね。アコースティックを使うのは大好きだし、ここ数年望んで導入してきた
サウンドではあるけど、残念ながら僕らみたいにツアーしまくるバンドがアコースティックをライヴに
持ち込むのは色々と難しいんだ。ライヴからライヴへ飛び回ってるけど、バンドが空港へ持ち込める
機材の制限は年々厳しくなってるんだ。だからある程度の妥協が必要になる。だもんで僕は考え方
を変えるようにしてる。「良い曲なら、どんなやり方で演奏することも出来る」ってね。
僕らの曲にはライヴバージョンとスタジオバージョンが違う奴が結構あるよ。
アコースティックな曲についてはその曲のハートみたいなものをしっかり掴んで、エレキギターに
つなげていくって感じかな。

Guitar.com:最近はどんな機材をツアーで使われてますか?

Landreth:飛行機を使う時はダンブルのアンプヘッドを持って行く。それとこの・・・ストラトの
ダブルケースもね(2本入るちゅうことかな)。その内の一本はトリロジーチューニングシステムを
装着してあるから、他の曲をやってる間に僕のギターテクのBilly Gosserは次の曲のために
チューニングを変更しておけるってわけ。そんなわけで、6つのチューニングを使うようなステージの
日も、なんとかやれてるよ。

他に、トランスパフォーマンスシステムを搭載したレスポールを持ってる。
これはコンピューターで制御された驚くべきチューニングシステムだよ。
僕は使うチューニングを全部プログラムしておいて、後はボタンを押すだけ。
それでチューニングが変更されるんだ。

Guitar.com:数年前に僕も見ました。でも最近はあまり使われていないような。
本当に気にってますか?

Landreth:オー、あれは本当にすごいんだって。ギターチューニング界のスタートレックだよ。
もし君が多くのチューニングを使い分けるタイプのプレイヤーなら、あれは神の贈り物だよ。
特に、トリオ以外メンツがいない時(ギターテクが用意できない時?)なんかね。
And it gives us a way to sort of hit and run as a commando outfit, 'cause we can take all of our gear, and it still gives us options. And it works beautiful - and sounds great too.
(ニュアンスが取りにくいが、まあ、いい楽器やで!という事で)

Guitar.com:トランスパフォーマンスシステムはどうやって調弦するのですか?

Landreth:信じるかどうかはともかく、各弦にモーターが仕込んであるんだ。
あと各弦のブリッジ部分にセンサーが埋め込まれてる。これは発案者のNeil Skinnが組立てた
ものだね。これらをコンピューターが制御して、チューニングを変更するんだ。
基本的には、僕はライヴの度にプログラムを設定してる。各弦のチューニングを少しフラットさせたり
シャープさせたりっていう柔軟な事も出来るよ。ほんとに素晴らしいシステムだよ。

Guitar.com:今度もっときちんと見てみますね。今度はあなたのストラトにセットされている
トリロジーシステムについて聞かせて下さい。

Landreth:トリロジーシステムはトランスパフォーマンスシステムの前から使っていたね。
これは機械的なシステムだよ。ヒップショットとか、Dチューナーは知ってる?

Guitar.com:ええ。

Landreth:Dave Barosovがこのブリッジを発明したんだ。各弦が三つのポジションを・・・

Guitar.com:ええ、見ましたよそれ。

Landreth:うん、各弦がメカニカルにチューニングされるんだ。チューナーを用意して、
自分の使うチューニングを書きだして、それで各弦の共通性commonalityを把握する必要が
ある(この辺よく分かりませぬ)。そしたら1弦から順にチューニングしていく。
オープンEやAを、特に良いシステムだよ。非常にしっかり機能する。もっと低いチューニングの場合は
ネックがテンションの低下に伴って少々動くかも知れない。まあそれも許容範囲内だけどね。
ステージ上で調整出来てしまう範囲だよ。未だに観客の前でチューニングの微調整をやるのは
苦手だけど。友達のDavid Lindleyは凄いよ。彼は弦をチューニングしている間中喋れる(笑)。
ともあれ、すぐれたツールだよ。

Landreth:(エフェクターについては)試行錯誤を続けている。時にはボードを全部取っ払ったりね。
殆どの場合、コンプは使ってるな。ダイナコンプやアナログマンのやつ。クリーンな曲、あるいは
クリーントーンの部分で使うのが好きなんだ。それと少しばかりのディレイ。これだけあれば十分。
ダンブルにはクリーンとオーバードライヴの2チャンネルがあるからね。いろいろ試しては調整してる
けど、今はシンプルなセッティングになってるな。ダイナコンプに、Line6のディレイペダル。これには
二つの異なるディレイタイムを組んであって、ライヴ中にそれを行ったり来たりしてるよ。

もし自分がフルサイズのペダルボードを使うとしたら、うーん、例えばの話になるがFuzzFaceを
使うなら最初に持ってこないといけないね。そういう機材だからさ(他の機材の後につなぐと色々まずい)
それからコンプレッサー。ダイナコンプかアナログマンね。それから・・・

Guitar.com:ビッグマフはまだ使われていますか?

Landreth:うん。FuzzFaceとBig Muffの間を行ったり来たりしてる。
あ、それとマイク・フラーの70’s(Fuzz)は本当にいいよ。とても気に入ってる。
マイク・フラーは、シリコンに切り替わった頃のFuzzFaceに合わせてチューンしてあるみたい。
ミッドレンジをツマミで調整出来るんだけど、これが非常にいい。あとここしばらくFullDriveIIも
使ってるけど、これもまた素晴らしいね。

Guitar.com:それらのより高価なブティックペダルと、BossやMXRのような量産型のペダルとの間に
大きな違いを感じる事はありますか?

Landreth:うん、違いはあるよ。だけどそれは好みの問題でもある。
プレイヤーごとに好みのサウンドは違うからね。ペダルの反応についても同様だ。
繊細なタッチを生かせるか?反応は速いか?劇的な変化をもたらしてくれるか?
あるいは、アンプの音は気に入っているが、そのままもう少しだけゲインが欲しい、って場合もある。
そういう時に最適な、Klon(ケンタウルのアレですね)のようなペダルもあるよね。
一方、サウンドごと劇的に変えたい場合はBig Muffを使う。あれは踏めば一発でMuffだ!
って分かるでしょ(笑)。

だけど、マイク・フラーは本当に高品質なペダルを作っていると思う。彼の作るペダルはツアーに
しっかり耐えるよ。サウンドも素晴らしい。彼は間違いなくかなりの労力と時間をつぎ込んだと思う。
他のペダルとの間に、確かに違いはあると思うよ。

Bossの全てのペダルもそうだね。このブランドの多くのモデルが非常にクールだよ。
よく効く。ただ、Bossのディストーションペダルのいくつかは、他のもの程インパクトはないかな。
というのは、それらはカラーを加えるって感じなんだ(Big Muffとは対照的、という事か)。
だから、君がどんなサウンドを望むか、によるんだよ。本当に、好みの問題だね。

しかし、僕は基本的にはアンプのサウンドが好きだ。
ただ、それが出来ない状況もある。小さな会場でライヴする時や、TVやラジオ収録の時、
あるいはインストアライヴの時とかね。

Guitar.com:そういう時は、ペダルに頼る、と。

Landreth:その通り。そういう時、ペダルに頼るのは有用だよ。

Guitar.com:昨日私はビンテージ・ギター・ショウでBig Muffペダルを見ていたんです。
というのもかつて70年代にそれを持ってましたから。それで、「ああ、買い直さなきゃ。
なんでうっぱらっちゃたんだろう?」と思ってしまいました。

Landreth:はは、分かるよ。しかし、そうやって自問しても、答えは分からないんだよね(笑)

Guitar.com:そうなんですよねー。

Landreth:少なくとも僕の場合、ダイナコンプはずーっと存在意義を保ち続けているなあ。
未だにレコーディングで使ってるもんね。

Guitar.com:新作『the road we're on』ではどんな機材を使われましたか?

Landreth:今回はアイディアが浮かんだ初期のインスピレーションに立ち戻りたかったんで、
凄くベーシックなものを使ったよ。66年のストラトをダイナコンプに通し、オールドのマーシャル50Wの
ヘッドにつなぐ。で、それがバンドマスターのキャビへ繋がる。このキャビはもう死ぬほどライヴで使ってる。
見た目もそんな感じになってきてるよ。これにはセレッションビンテージ30が積んである。
これはアルバムの基本セッティング。あ、でも、”The Natural World”ではマッチレスDC30を、
”Gemini Blues”ではマッチレスChieftainと60年のレスポールを使った。これが全情報だな。

Guitar.com:え、そんだけですか?たった2本のギターしか使ってない?

Landreth:ちょっと思い出させてね。いくつかの曲ではアコースティックサウンド用に30年代の
ナショナルを使った。あとドブロのシグネイチャーモデルのプロトも使った。これは95年頃に作られたものだ。
よりブライトな音がする。基本的にはリゾネーターギターなんだけどね。

Guitar.com:ドブロがあなたのシグネイチャーモデルを作っていたんですか?

Landreth:うん、次の段階に移るところではあったんだけどね。というのはギブソンが工場を
カリフォルニアからナッシュビルに移転したでしょ。あれが原因でプロジェクト自体が行方不明に
なっちゃったような状況なんだな。移転前に働いてた人の幾人かはもう辞めてしまっているし。
だから、頓挫してしまった事になる。でも、このプロトは僕がイメージしていたものに凄く近いんだ。
出音は理想よりも少しブライトなんだけど、録音には非常に向いてることが判明した。ミックス時に
上手く音が抜けてくれるんだ。

Guitar.com:あなたはツアーで旅する時に新機材をチェックしたりしますか?

Landreth:時間があればね。
多分、僕は他に負けず劣らずの「回復の見込みのないギター病」患者なんだけど
( I'm probably as much of a hopeless addict for this stuff as anyone else. 意外!)、
今は少しクールダウンしてる。現状の機材で、なるべくシンプルにベストの音を出そうと努力してるよ。
だけど、もちろんショップに行くのは好きさ。特にビンテージショップに行って出物を探すのがね。
基本的に、こういう好奇心は自分にプラスに働くしね。問題は時間だね。何せあちこち飛び回ってるから。

Guitar.com:あなたはネットもよくするんですか?

Landreth:いやー、僕はやらない。
未だに回線も引いてないよ(笑)。ただ、来週にでもネット環境は取り入れる事になりそう。

Guitar.com:何でこんな質問をしたかと言いますと、僕らはGbase.comという別のサイトを6年前から
やっているんですが、ここはビンテージギターのサイトなんです。今現在260の小売業者とコレクターが
サイト上で機材を売ってるんですよ。データベース上には26000位、楽器が揃っています。
中には強力にいいギターもあります。

Landreth:えー、そりゃすごいね。

Guitar.com:10万ドルのマーティンとかありますよ。ログインして買いたくなったでしょ(笑)?

Landreth:笑

Guitar.com:まあ、そのマーティンは長く売れずに残ってますが。

Landreth: はは、そりゃそうだなあ。.

Guitar.com:まあ、ともあれクールな情報源になるとおもいます。

Landreth: そうだね。是非ともチェックしてみたいよ。

Guitar.com:さて、話題を変えましょう。Hiattのギグとご自身のギグを行ったり来たりする時、
あなたはどんな風に演奏のアプローチを変えるんでしょう?機材は少し変わりますよね?

Landreth:うん。ジョン(ハイアット)とやる曲次第だね。ジョンとやる時は、彼の曲のメロディライン
に色付けするために、いつもより多めのペダルを使う傾向があるな。そうした方が上手くいくんだ。

僕のギグの時は、最近は特にシンプルを心がけてる。ダンブルと、ディレイ、それで数曲のクリーン
パートで使う用のコンプ。それ位だよ。たぶん、他のプレイヤーもやってると思うけど、
無茶苦茶ペダルを使う時期と、思い切りシンプルに徹する時がある。まあ実を言うと、ツアーに
そんなに沢山機材を持ってけないだけなんだけど。飛行機で回るからさ。

ジョンとのギグは、大抵バス移動なんだ。だから機材をより多く持っていける。

Guitar.com:ツアーでバスを使うのは、飛行機よりもコストがかかりませんか?

Landreth:オー、その通り。ジョンとやる時は専属のクルーがいて、マネージャーがいて、
バスの運転手がいる。めっちゃ金かかってると思うよ。でも素晴らしい体制だよ。僕も昔は
そういう風にしてた。95-6年頃はいつもバスでツアーしてた。今は飛行機でやった方が経済的に
僕にとって都合がいいんだ。あと、飛行機でのラフな、適当なドサ回りって結構楽しいんだよね。
僕らはフェスでやることが多いんだけど、こういう時って大体ヒット&ランというか、とにかくサウンドチェックも
なしにどわっと本番をやっちゃうんだよ。こういうラフなスタイルを結構楽しんでる。

Guitar.com:でもあなたはご自分のアンプを持ち運んでますよね。アンプも飛行機で運んでるんですか?

Landreth:ヘッドだけね。キャビはプロモーターが用意してくれる。ドラムとベースの機材もね。
だからデイヴ(ランソン:サニーのバンドのベーシスト)は自分のベースだけ、僕はギターとヘッドを
持ち運ぶってわけ。

Guitar.com:なるほど、それなら運べないって程でもないですね。

Landreth:まあ、無理って程ではない。それに、最近僕らが荷物として運べる限界がこれ位
っていう事情もある。

Guitar.com:今までに機材の紛失とか、故障とか、そういうトラブルはありましたか?

Landreth:時々ね。でもまあ、概して、たとえばギターの話だが、空港の荷物コーナーに自分の
ギターが現れなくても、大体次のフライトか後のフライトで届くことが殆どだ。今までに機材を紛失
した事はない
よ(これは結構意外。かなりライヴをやってる印象があるので・・・)。願わくば、今後も
ないといいね。僕らがこれまでどれだけのフライトをこなし、ギグをこなしてきたか、と数えちゃうかも
知れないが、もうこればかりは運任せ的なところがあるよね。今の所はOKってとこだね。

Guitar.com:どんな種類のケースをあなたは使われてますか?

Landreth:全部のギターにフライトケースを使ってる。Jan-Al'sのケースが特に気に入ってるよ。
カリフォルニアで作ってるんだが、非常に良い。ニューオーリンズのはずれにある会社が作ってる
B.A.D.ケースってのもある。これはなんの略なのかはわからないけど、ともかく良いケースだよ。

Guitar.com:ジャン・アルってスペルはどのように?

Landreth:J-a-n-a-l だよ。二人の男がやってる会社で、たぶんLAにあるんだと思う。
LAのすぐそばでケースを作ってるんじゃないかな。

Guitar.com:たぶん、サイトがありますよね。

Landreth: ああ、そうだね。きっとあるよ。

Guitar.com:我々のサイトからもリンクを張って、宣伝できればと思います。.

Landreth:そりゃいい。彼らはその真価に見合うだけの関心も、称賛も得ていないんだもの。
僕は彼らのケースなしじゃあ、ツアーできないよ。分かるだろうけど、バスであれ飛行機であれ、
移動には打撃が付き物だ。それは機材だって同様だよね。僕はツアー専用のストラトを持ってて、
ものすごくタフなストラトなんだが、幸いにも今日まで現役で生き残ってる。ビンテージの機材は
おっかなくって持ち出せないよ。ともあれ、ビンテージでなくともツアー機材はしっかり保護しないと。

Guitar.com:さて、あなたはこれからながーいニューオーリンズジャズフェスティヴァル
を迎えるわけですが・・・

Landreth:2週間くらいかな。この2週間の間は大量にプレイするよ。一年で最も忙しい時期だ。

Guitar.com:ワクワクしますねえ。

Landreth:ああ、楽しみだよ。

Guitar.com:それから、東京に、ジャパンブルースカーニヴァルで・・・.

Landreth:いぇー。今回は実質ソロなんだよね。

Guitar.com:えっ?これまでにソロで(日本で)やった事ってあります?

Landreth:いや一度もない。最後に行ったのはジョンと一緒に、97年か98年だったかな。

Guitar.com:この、日本のフェスは大きなイベントなんですか?
共演者に知ってる人はいます?

Landreth:いやー、誰が出るかも知らないんだよ。情報をくれとは言ってあるんだけど、
まだ届いてないんだ。

Guitar.com:4日間やるんですから、かなり大きなフェスですよきっと。

Landreth:そうだねー。楽しみだよ。.

Guitar.com:ヨーロッパでのスケジュールはまだ未定ですか?

Landreth:まだだけど、準備してるよ。夏前にはいけると思う。

Guitar.com:毎年ヨーロッパには行くんですか?

Landreth:うん、大体ね。

Guitar.com:ヨーロッパには巨大なブルース愛好者の層がいますよね。

Landreth:うん、凄いよ。凄く注意深く聴いてくれるんだ。
たぶん、演奏の全瞬間を把握してるんじゃないかしら。クールだよ。

Guitar.com:なるほど。サニー、今日はお忙しい所、どうもありがとうございました。

Landreth:いえいえ、こちらこそありがとう。

<ビハインドザスライド奏法誕生のエピソードは、結構有名ですからご存じの方も多いかも
知れませんが、彼の楽曲第一の姿勢だとか、機材への意見、ツアーにいついての感想など
個人的には初めて知る興味深い情報が満載でした>


コメント

  1. JAKE(じゃけ) | URL | z8Ev11P6

    参考になります!

    なかなかいい記事ですね~。

    和訳していただけると助かります(笑

    ランドレスさんのチューニングの秘密、なんとなくイメージできました!

    記事の続きの和訳が楽しみです~。

  2. さとぅ | URL | -

    ありがとうございます

    楽しんでいただければ幸いです。
    僕自身は、彼がオープンG→Eを行ったり来たりしてた、
    っていう初期の回想と、楽曲第一の姿勢が非常に良かったですねー。

    また少し追加しましたので、お時間のある時にどうぞー

  3. よすけ | URL | -

    おじゃまします~!

    さっそく遊びにきました!
    サニーさん私もすきですよ~。大作の翻訳ご苦労様です。
    小指のスライドってムズイんですよね~。

    勝手ながらリンク貼らせていただきました~!

  4. さとぅ | URL | -

    わっ

    読んで頂きありがとうございまーす!
    丁度今、訳し終えた所でした。
    楽しんでいただければ幸いです。

    リンクもありがとうございます♪
    こちらからも貼らせていただきますね。

    僕はサニーとデレク(トラックス)の間で
    行ったり来たりしている感じです(^^;

  5. JAKE(じゃけ) | URL | z8Ev11P6

    萌えるFUZZ

    >マイク・フラーは、シリコンに切り替わった頃のFuzzFaceに合わせて
    >チューンしてあるみたい。
    >ミッドレンジをツマミで調整出来るんだけど、これが非常にいい。

    うう~ん、こういうこと書いてあると・・
    めちゃめちゃ萌えますね~笑v-10

    本日お約束のトランジスタヤマトの
    メール便で送りましたよ~2~3日で届くと思います。

    hFE値の計れるテスターお持ちかどうか、分からなかったので
    一応ですけど1個づつ計って、台紙に書いてありまーす。

    萌えるFUZZ作り!v-22
    がんばりましょう~

  6. さとぅ | URL | -

    ごっつあんです!

    読んで頂き、また送って頂きありがとうございます~♪
    Jakeさんの実験第2段を聴いて僕も大分そそられました。
    僕もこの記事読んで、fulltone製品いくつかほしくなってます。。

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