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介護難民という表現

2007年09月13日 02:48

偶然遭遇した番組を、食い入るように見てしまうということは時々ある。さっき見たNHKスペシャルもそうでした。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/070910.html

グッドウィルのてがける介護事業コムスンの内情は少し前にかなりニュースになりましたが、特別関心は持たずに過ごしていました。強いて言えば、これはヅラだろ、位のレベルで。
緊張感溢れる生え際


ふざけた話はさておき、このドキュメントが興味深いのは2002年から始まった介護保険制度が自己崩壊していく様子を分かりやすくまとめてある点です。勿論、これはNHKの解釈・整理である、という前提する必要はあります。

経過としてはこうです。2002年に良かれと導入された民間事業はその後潜在的顧客層をどんどん顕在化させていきました。結果、市場というか介護のための費用が当初の厚生省の予想を遥かに越えて上昇していきます。このままでは保険で資金を回して行けないってんで、サービスに伴うムダを省くべく、監視を厳しくしました。するとコムスンの杜撰な経営内容が表面化してしまいました。コムスンは撤退しますが、それまでコムスンが受け持っていた高齢者とその家族は残ります。

自分で自分の首を絞めている、という形容は正しくないかも知れませんが、厚生省と介護問題の関係が、アメリカとイラクの関係みたいに見えて興味深かったです。こういうジレンマは想像以上に多いのかな、と思ったり。

こういう、問題の構図に対してだけ感想を述べていますが、高齢化社会は文字通り「他人事ではない」です。関心を持たないことは可能ですけども。認知性が進みつつあるおばあさんが、介護されている自分を認識させられるシーンなど、唇をかみながら見入りつつ、あっという間の50分でした。現場で働く人たちの顔に一様ににじむヘビーな疲労感たるや。
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